立憲民主党に元民進党の議員たちが続々入党している。
それを見て、「万年野党の復権だ」と揶揄する者がいる。
そのように立憲民主党を批判する者たちは何がお望み
なんだろう?
第二自民党か?それは維新の会や希望の党がいるから、
立憲民主党の役割りではない。
わしは第二自民党はいらないと考える。
しきりに立憲民主党を批判している者は、「野党はいら
ない、自民党の一党独裁体制でいい」と主張している
のだろうか?
わしは、一党独裁には絶対反対する。
民主主義は危うい制度だが、採用するのなら、野党が
必要になる。
できれば「政権交代可能な野党」を国民が育てねば
ならない。
確かに第二自民党にならず、社民党化もしない政党の
アイデンティティーを作るのは難しい。
幸いにも立憲民主党は、「立憲主義」を党名にも掲げる
政党であるし、党の綱領にも「立憲主義を深める立場から
の憲法議論を進めます」と明記してあり、護憲派政党とは
一線を画した。
「立憲主義を貫く」、これは民主党や民進党の時代とは
全く違う、確固とした政党のアイデンティティーである。
だからわしは応援した。
辻元清美や党内護憲派議員や、今後入党する議員たちも、
綱領は守ってもらわねばならない。
執拗に立憲民主党を批判する者の中には、「権力を制限
することが立憲主義=自衛隊を批判することが平和主義だ」
などと、誰も言ってないイデオロギーをねつ造して、
立憲民主党を貶めようとする輩すらいる。
自衛隊を批判する者なんて、そもそもいるのか?
勝手に案山子を作って、石を投げている馬鹿を信用しては
ならない。
権力を制限することは重大なことであって、権力を野放し
にしたいと考える者は愚かである。
リヴァイアサンを縛る「立憲主義」は絶対に必要である。
権力の忖度システムがマスメディアから芸能人にまで及ん
でしまう現象を目の当たりにして、わしは益々「立憲主義」
しかないと思うようになった。
立憲民主党にはぜひこの国を「法治国家」にしてほしい。